月曜日, 12月 30, 2019

呼吸瞑想入門

瞑想とは
心を無にすることを通じて変性意識を得るテクニックです。
ポイントは呼吸、そして呼吸を妨げない姿勢。

呼吸を駆使することで気分が変容する
(=トランス状態になる)のですが
それを変性意識といいます。
変性意識で何かに集中することが瞑想です。
変性意識で呼吸に集中するのが呼吸瞑想です。
例えば変性意識で筋肉の動きとかに集中するのはヨガです。
変性意識に入るにはある程度、言語的思考を滅する必要があります。
そのため、心を無にする準備が必要となります。

瞑想やる前の準備

  1. 体幹のストレッチ
    呼吸をよりスムーズにすることを目的として
    体幹、特にお腹と背中の筋肉をしっかり伸ばす。
  2. 意識的な腹式呼吸の練習。
    呼吸を無意識に任せず、自力で、腹式で、やる。
    酸欠にも過呼吸にもならないいい感じを目指す。
    10分くらいやったほうがいい。
    これは、おなかと横隔膜のストレッチだと思ってください。
    瞑想中は、全呼吸(胸もおなかも積極的に使う)を推奨します。
  3. 少しだけ有酸素運動あるいは筋トレ、
    体温や血圧などのバイタルを完璧な状態に仕上げるため。
    体温さえ適度にあがれば十分。

具体的な瞑想法の例

ーー初心者向け瞑想法ーー 
Level 0 ながら瞑想

歩きながら、呼吸しながら、家事など
何かと併用して心を制止する。

無意識的にできる具体的なことと組み合わせると、
心の制止は楽になる。簡単だけど深くは瞑想できない。
無意識的に単純作業をやると一切疲れない。
無意識で疲れずにやれる範囲を増やすことを
無意識の拡張と言って、やり続けると疲労とめんどくささを
握りつぶす技術が習得できます。
何呼吸、言語的思考を握りつぶして単純作業ができたか
数えてみることを推奨します。上達すると呼吸の回数が増えていきます。

ーー初心者向け瞑想法ーー Level 1 腹式呼吸の数を10回数える。

瞑想法;腹式呼吸の数を数えるだけ
最も初心者向け。心を制止して呼吸を数えるだけ。
心を制止できた呼吸の数が上達の証
呼吸はお腹も胸も積極的に使った意識的な呼吸とします。
この時、呼吸を無意識に任せないのがポイントです。
まずは10回呼吸を目指す。
慣れたら10回づつ無意識をキープできる長さを増やしていく。
無意識とは言語的思考のことです。イメージ系は消さなくて大丈夫です。
静かな場所でやる。外乱は極力なくす。快適な気温でやる。
ちょっとでも気分や体の変化を感じ取れたら瞑想の入り口に立っているといえます。
これができたら一般人。

ーー中級者向け瞑想法ーー Level 20 普通の瞑想 10分くらい。

呼吸100回くらい心を静止できれば中級。
あぐらじゃなくてもいかなる姿勢でも瞑想がキマる。
ここでいうキマるとは、変性意識に入れるということです。
正しい呼吸に集中し続けると、急に落ち着いたり穏やかになったり
なんらか気分が変容する瞬間があります。
再現性よく気分の変容に入れれば、それは瞑想を習得したといえます。
その気になれば渋谷のスクランブル交差点の真ん中であっても瞑想できる
これができたら僧侶クラス

ーー上級者向け瞑想法ーー Level 99 純然たる瞑想

やり方;ただ単に心を無にする。なにもしない。
きちんと変性意識に深く入り、連合弛緩や観念奔逸がなくなる。
なんだか頭が冴える感じを受けると思います。
でもたぶんどんな変性意識に入れるかは人それぞれ。

呼吸を妨げない正しい姿勢であることだけ気をつける。
呼吸も数えない。場所や環境は問わない。
デメリット;超絶難しい。常人には無理。
これができたら神。

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