理系だからとりあえず問題を分割してみます。哲学で言う還元主義ね。
まず問題を2分割しよう。
知能、そして動きだ。
具体的には、
①ロボットは人間くらいに賢くなれるのか。
②ロボットは人間のように器用になれるのか。
まずは人工知能とかコンピュータの話をしよう。
人間は考える葦。考えるということこそ人間の本質だと思う。
僕は考える力さえ持っていればそれがサルであれロボットであれイルカであれ、人権を与えても良いと思う。
逆に不幸にも脳死や植物人間になった人はそれが元、人であったとしても特に人権は要らないと思う。
たとえ手足がなくなってもいい、脳みそが僕には一番大切だ。個人的見解だけどね。
前置きはおいといて、
人工知能面は、現在の計算機の枠組みを大きく越えないと人間に近づくのは無理だろうねぇ。
コンピュータに出来ることは「条件分岐」と「繰り返し」
条件分岐は「こういう時はあれをやれ」
繰り返しは「この手順を止めろと言うまでやり続けろ」
これだけなんだよね。
何が凄いかって、今コンピュータで可能な事は全て条件分岐と繰り返しの組合せだけで
可能になってるという現実。面白いよね。
ハリウッド映画で魅せる美しいCGも、心躍るゲームソフトも、楽しいインターネットも
天気予報や津波の予報とかの滅茶苦茶複雑な計算も、
今あなたが商売にしている企業向けのサーバーの中で飛び交う膨大なトランザクション処理も、
それら全部が元をたどれば条件分岐と繰り返しなんだから。
逆にそこが今の限界
今のコンピュータは言われたこと(人間がプログラムしたこと)しか出来ない。
言われた作業をこなすのが限界で、作業を与えてあげるのがSEの仕事だ。
コンピュータには問題解決能力が無い。
与えた課題を超高速に解けるけど、課題を与える能力は無い。特に発見する能力が皆無だ。
一つだけ、ロボットが人間を超えるヒントがあるとするならば、「メタプログラミング」
プログラミング言語をプログラミング言語に書かせることをメタプログラミングというんだ。
人間の知性を全て手順(シーケンス)に落とせるのであれば、
「ロボットは人間くらい賢くなれるのか」の答えはYES。
ハードウエアはムーアの法則で2年毎に二倍高性能になっていく。
数十年後には「ある意味」人間の脳みそを超えるだろう。
でもそのハードウエアの上で走らせるプログラムはまだ人間が書いている。
人間の生産性はハードウエアの進化に比べたら微々たるもの。
だから人間がプログラムを書いている間はソフトウエア的には人間の賢さに敵わないんじゃないかな。
生物でいう進化をコンピュータ側に任せる必要がある。
だからまず作るべきはソフトウエアを書くソフトウエアで更にソフトウエアを書いて(以下無限ループ
ま、夢物語かな。
メタプログラミングと「価値観」さえ与えることが可能になれば、
ロボットは人間のような能力を獲得することが可能になるかもしれないね。
だが繰り返し言うけど計算機には問題解決能力が無い。
問題解決能力ってなんぞ?やって話しだけど、漠然とした、抽象的な問題が解けないということだ。
「この数式を解け」という具体的な問題はすぐに解けるけど
「この問題はどの数式を使えばいい?」には応えられない。
「油田を掘りたいんだけど、人・金・物集めて陣頭指揮して適切にアレンジして」なんてもってのほか。
これが計算機の限界。
ただ、限界ってのはそのうちブレークスルーがあって破られるから
楽観してもいいかもね。
「ロボットは人間みたいになれるのか。」
第二弾は
②ロボットは人間のように器用になれるのか。
人間は「感じて」「判断して」「動く」
さっきのメールは「判断」の部分に着目しました。
今度は「感じる」「動く」の話です。
制御工学は「感じる」「判断する」「動かす」を三位一体で考える学問
「感じる」、二文字熟語でいうなら「観測」
カタカナ言葉でいうならフィーリングじゃなくてセンシングの方ですね。
フィーリングだと「感じる」と「判断」がごちゃまぜだ。
人間でいうところの「五感」
視覚:光を分析する
聴覚:音圧を捕らえる
嗅覚:気体の化学物質の成分分析
触覚:液体の科学物質の成分分析
触覚:温度測定、圧力測定、病気や怪我のアラーム
五感以外だと3半規管が加速度を感じる場所です。
これらを素晴らしいバランスで60kg前後の体に詰め込んだのは本当に凄いです。
個々のセンサーは既に人間を超えた製品があるけど、
全部バランスよく詰め込んだセンサーは無い。
特に目
目の性能は卓越してます。
あの解像度とダイナミックレンジを直径数センチの眼球に詰め込んでしまったことは驚愕だ。
あと10年は勝てない。
でも人間に見えない光は機械の独壇場。
赤よりさらに赤い、体の芯からぽっかぽかの「赤外線」
もっと赤くて食品もあったかくなる「マイクロ波」
それより赤いのがいわゆる電波。テレビや携帯で日頃からお世話になっております。
青より青い光はお肌の天敵「紫外線」
表面の細胞の遺伝子をぶっ壊して癌になる。
もっと青いのがエックス線
貫通力が強いからもっと奥の細胞も壊せるけど一瞬だけなら平気だからレントゲン撮影に使えます。
最強に青いのがガンマ線。これは貫通力強力すぎ。弱ければ癌で済むけど、
沢山浴びると体内の遺伝子全部ぶっ壊されて新陳代謝が代謝が止まって死にます。
こういうバラエティー豊かな可視光線以外の光「電磁波」は機械でしか捉えられない。
耳はもう勝ってると思う。
嗅覚・味覚に関しては性能だけなら人間に比べて桁違いに優れた製品があるけど、
人間ほどコンパクトにまとめた例は無い。
あと、人間の体臭だけで寄ってくる蚊とか、昆虫のセンサーの小ささにはしばらく勝てそうにない。
触覚に関しては圧力と温度を測る機械はいくらでもある。
でも殆どが「点」で計測するんだよね。
人間は面で捕らえる。機械でそれをやるのは難しい。
身近な機械だとノートパソコンやiPodのタッチパネルは面で圧力を捕らえてるけど、温度は一緒に測れないしなぁ。
ともかく人間ってのは高度に最適化されている。バランスがいい。
必要十分な機能を見事にまとめてコンパクトに凝縮されている。これは凄いことです。
しばらく勝てないけど、「考える」程は絶望的じゃないかな。
そのうち技術が追いつく領域です。
「ロボットは人間みたいになれるのか。」
第3弾は「観測」「判断」「動く」の「動く」です。
結論言うと電源さえどうにかなれば大丈夫。そのうち解決します。
「動かす」は完全に物理と数学の世界。
動かすの前置きとしてまず動きの歴史について。
マクロな世界の物体の「動き」に関してはもう18世紀には解明されていました。
有名なニュートン先生がライプニッツと同じ時期に微分と積分を統合した上で
「力学」を殆ど一人で作り上げてしまいました。
物体の運動は現在の速度(運動量)と位置が分かれば
過去から未来まで全部計算可能と言い出したわけです。
これを「ラプラスの悪魔」といいます。
計算できる、ってだけで実用的な計算が出来るとは一言も言ってないんだけどね。
何を言わんとするかというと、
例えば明日の天気を計算するために1年かけて計算したら意味ないじゃん。
そういえば数十年昔の話
流体力学の凄い人が本当に明日の天気を数年かけてソロバンで計算していたらしいよ。
当時はきっと馬鹿にされたんだろうけど、とても画期的な試みだ。
でも、コンピュータの進化で最近それっぽいことは出来るようになった。
明日の天気が10時間くらいで大雑把に解けるから天気予報は成り立つ。
もちろん、過去から未来まで全部計算するには
途方もなく巨大な連立微分方程式を解かなければいけない。
地球の未来を計算したければ
地球にある原子一個一個の式を連立して解く必要があるんだから
そりゃ無理な話。
ラプラスの悪魔は19世紀くらいに量子力学さんに否定されたんだけどね。
曰く、ミクロな世界は全部確率に支配されている、と。
あと、19世紀中ごろにアインシュタインの相対性理論で
空間と時間の解釈について大幅な修正を受けた。
でもマクロな世界だとニュートンさんの言うことは馬鹿にできない。
実用的かつ十分な精度を持つ近似解だ。
今までは動きの話でした。次は「動かす」です。
これが学問的に注目され始めたのは第二次世界大戦
戦闘機やミサイルを自在に動かしたい、そんな欲求がスタートだと思います。
「こんな力を与えればこう動くよ」
これが戦争前の議論
「こう動かすにはこんな力が必要だよ」
これが戦後。そしてこれが制御工学。
身近な応用例は車のABS
あとエアコンや冷蔵庫の温度調整機能
身近じゃないところでは飛行機やロケットの制御
火力発電所や原子力発電所の出力調整
もちろんアシモとかの二足歩行ロボットでも使う。
エアコンを例にとろう。
設定温度が28度だとする。
でも部屋の温度は30度。ちょっと蒸し暑い。
そこでエアコンは部屋の温度を「感じる」
観測してみると部屋の温度は28度で、設定温度は30度。
差=30-28=+2
あと2度冷やしたいから少し強めにがんばろう。
頑張りすぎた結果24度になりました。
差=24-28=-4
エアコンさんはもっと暖めないとと思い、冷房を切ったり暖房をつけるわけです。
(暖房はつけないけどな)
差に注目して差を無くすように調整し続けることで
物(位置、速度)や現象(温度とか、電力とか)をターゲットに近づける
これをフィードバック制御と言います。
インバーターエアコンって呼ばれているものはこれをやってる。
ロボットに話を戻しましょう。
歩かせるのに必要なことは
「軌道生成」と「軌道への追従」
ロボットの状態を見ながら、コケないように体を前に進めるには足のつま先をどこに導けばいいのだろう
これが軌道生成。現在世界中の研究者が血眼になって研究しています。
世界最先端はホンダ技研とボストンダイナミクス
軌道への追従はつま先を軌道へ持っていくにはモーターにどの程度電気を流せばいいのだろう
かという話
これは30年くらい前に完成した枯れた学問。
複雑でなければ僕でも解けます。
「コケないように」に着目すれば話はロケットに遡ります。
あなたも小学生時代にホウキを手のひらに立ててバランスをとる遊びを
やって先生に怒られた経験、ありますよね。
もしくは1輪車でもいい。
細長いものを倒れないように支え続ける、
これを制御の世界では倒立振子(とうりつしんし)と言います。
よくよく考えればロケットやミサイルがまっすぐ飛ぶのって凄いでしょう。
たとえばロケット花火って長い棒がくっついてますよね。
あの棒を外して火をつけるとロケット花火は暴走し、あさっての方向にすっ飛ぶわけです。
ロケットも安定させるため、長い棒の代わりに尾翼がついているけど
それが効果を発揮するのは大気圏の中だけの話
宇宙空間では役に立ちません。
ロケットをフラフラさせずにまっすぐ飛ばすため、
常にセンサーが傾きを捉えて微調整しているからまっすぐ飛ぶ
これを生かした身近?な製品がセグウェイ。
そして、2速歩行ロボットもそうです。
あと、ベクタースラストノズル付きの戦闘機とかね。
人間がコケずにバランスを取る、この本能的な動きを物理と数学で解釈したのが倒立振子
まだまだ進化の余地はあります。
二足歩行ロボットはやっと階段を下りることができるようになりました。
でもまだ不整地はそれほど歩けません。
木や崖を登る日はまだ遠いと言えますがそのうちどうにかなるレベルだと思います。
だがここに立ちはだかる大きな問題
それは電源。
アシモじゃフルマラソンを完走できない。
人間は1週間くらいなら水さえあれば死なない。
アシモの電池は一日もつのでしょうか。
車もロボットも最後はパワーサプライの問題に行き着く。
けっこうここの克服は難しいです。
そういった意味では先が長いかなぁ。
人間ってやっぱりすごいなぁ、という結論で本日の与太話は終わりにしときますね(`・ω・´)
まず問題を2分割しよう。
知能、そして動きだ。
具体的には、
①ロボットは人間くらいに賢くなれるのか。
②ロボットは人間のように器用になれるのか。
まずは人工知能とかコンピュータの話をしよう。
人間は考える葦。考えるということこそ人間の本質だと思う。
僕は考える力さえ持っていればそれがサルであれロボットであれイ
逆に不幸にも脳死や植物人間になった人はそれが元、
たとえ手足がなくなってもいい、脳みそが僕には一番大切だ。
前置きはおいといて、
人工知能面は、
コンピュータに出来ることは「条件分岐」と「繰り返し」
条件分岐は「こういう時はあれをやれ」
繰り返しは「この手順を止めろと言うまでやり続けろ」
これだけなんだよね。
何が凄いかって、
可能になってるという現実。面白いよね。
ハリウッド映画で魅せる美しいCGも、心躍るゲームソフトも、
天気予報や津波の予報とかの滅茶苦茶複雑な計算も、
今あなたが商売にしている企業向けのサーバーの中で飛び交う膨大
それら全部が元をたどれば条件分岐と繰り返しなんだから。
逆にそこが今の限界
今のコンピュータは言われたこと(人間がプログラムしたこと)
言われた作業をこなすのが限界で、
コンピュータには問題解決能力が無い。
与えた課題を超高速に解けるけど、課題を与える能力は無い。
一つだけ、ロボットが人間を超えるヒントがあるとするならば、「
プログラミング言語をプログラミング言語に書かせることをメタプ
人間の知性を全て手順(シーケンス)に落とせるのであれば、
「ロボットは人間くらい賢くなれるのか」の答えはYES。
ハードウエアはムーアの法則で2年毎に二倍高性能になっていく。
数十年後には「ある意味」人間の脳みそを超えるだろう。
でもそのハードウエアの上で走らせるプログラムはまだ人間が書い
人間の生産性はハードウエアの進化に比べたら微々たるもの。
だから人間がプログラムを書いている間はソフトウエア的には人間
生物でいう進化をコンピュータ側に任せる必要がある。
だからまず作るべきはソフトウエアを書くソフトウエアで更にソフトウ
ま、夢物語かな。
メタプログラミングと「価値観」さえ与えることが可能になれば、
ロボットは人間のような能力を獲得することが可能になるかもしれないね。
だが繰り返し言うけど計算機には問題解決能力が無い。
問題解決能力ってなんぞ?やって話しだけど、漠然とした、
「この数式を解け」という具体的な問題はすぐに解けるけど
「この問題はどの数式を使えばいい?」には応えられない。
「油田を掘りたいんだけど、人・金・
これが計算機の限界。
ただ、限界ってのはそのうちブレークスルーがあって破られるから
楽観してもいいかもね。
「ロボットは人間みたいになれるのか。」
第二弾は
②ロボットは人間のように器用になれるのか。
人間は「感じて」「判断して」「動く」
さっきのメールは「判断」の部分に着目しました。
今度は「感じる」「動く」の話です。
制御工学は「感じる」「判断する」「動かす」
「感じる」、二文字熟語でいうなら「観測」
カタカナ言葉でいうならフィーリングじゃなくてセンシングの方で
フィーリングだと「感じる」と「判断」がごちゃまぜだ。
人間でいうところの「五感」
視覚:光を分析する
聴覚:音圧を捕らえる
嗅覚:気体の化学物質の成分分析
触覚:液体の科学物質の成分分析
触覚:温度測定、圧力測定、病気や怪我のアラーム
五感以外だと3半規管が加速度を感じる場所です。
これらを素晴らしいバランスで60kg前後の体に詰め込んだのは
個々のセンサーは既に人間を超えた製品があるけど、
全部バランスよく詰め込んだセンサーは無い。
特に目
目の性能は卓越してます。
あと10年は勝てない。
でも人間に見えない光は機械の独壇場。
赤よりさらに赤い、体の芯からぽっかぽかの「赤外線」
もっと赤くて食品もあったかくなる「マイクロ波」
それより赤いのがいわゆる電波。
青より青い光はお肌の天敵「紫外線」
表面の細胞の遺伝子をぶっ壊して癌になる。
もっと青いのがエックス線
貫通力が強いからもっと奥の細胞も壊せるけど一瞬だけなら平気だ
最強に青いのがガンマ線。これは貫通力強力すぎ。
こういうバラエティー豊かな可視光線以外の光「電磁波」
耳はもう勝ってると思う。
嗅覚・
人間ほどコンパクトにまとめた例は無い。
あと、人間の体臭だけで寄ってくる蚊とか、
触覚に関しては圧力と温度を測る機械はいくらでもある。
でも殆どが「点」で計測するんだよね。
人間は面で捕らえる。機械でそれをやるのは難しい。
身近な機械だとノートパソコンやiPodのタッチパネルは面で圧
ともかく人間ってのは高度に最適化されている。バランスがいい。
必要十分な機能を見事にまとめてコンパクトに凝縮されている。
しばらく勝てないけど、「考える」程は絶望的じゃないかな。
そのうち技術が追いつく領域です。
「ロボットは人間みたいになれるのか。」
第3弾は「観測」「判断」「動く」の「動く」です。
結論言うと電源さえどうにかなれば大丈夫。そのうち解決します。
「動かす」は完全に物理と数学の世界。
動かすの前置きとしてまず動きの歴史について。
マクロな世界の物体の「動き」
有名なニュートン先生がライプニッツと同じ時期に微分と積分を統
「力学」を殆ど一人で作り上げてしまいました。
物体の運動は現在の速度(運動量)と位置が分かれば
過去から未来まで全部計
これを「ラプラスの悪魔」といいます。
計算できる、
何を言わんとするかというと、
例えば明日の天気を計算するために1年かけて計算したら意味ない
そういえば数十年昔の話
流体力学の凄い人が本当に明日の天気を数年かけてソロバンで計算
当時はきっと馬鹿にされたんだろうけど、とても画期的な試みだ。
でも、
明日の天気が10時間くらいで大雑把に解けるから天気予報は成り
もちろん、
途方もなく巨大な連立微分方程
地球の未来を計算したければ
地球にある原子一個一個の式を連立し
そりゃ無理な話。
ラプラスの悪魔は19世紀くらいに量子力学さんに否定されたんだ
曰く、ミクロな世界は全部確率に支配されている、と。
あと、
空間と時間の解
でもマクロな世界だとニュートンさんの言うことは馬鹿にできない
実用的かつ十分な精度を持つ近似解だ。
今までは動きの話でした。次は「動かす」です。
これが学問的に注目され始めたのは第二次世界大戦
戦闘機やミサイルを自在に動かしたい、
「こんな力を与えればこう動くよ」
これが戦争前の議論
「こう動かすにはこんな力が必要だよ」
これが戦後。そしてこれが制御工学。
身近な応用例は車のABS
あとエアコンや冷蔵庫の温度調整機能
身近じゃないところでは飛行機やロケットの制御
火力発電所や原子力発電所の出力調整
もちろんアシモとかの二足歩行ロボットでも使う。
エアコンを例にとろう。
設定温度が28度だとする。
でも部屋の温度は30度。ちょっと蒸し暑い。
そこでエアコンは部屋の温度を「感じる」
観測してみると部屋の温度は28度で、設定温度は30度。
差=30-28=+2
あと2度冷やしたいから少し強めにがんばろう。
頑張りすぎた結果24度になりました。
差=24-28=-4
エアコンさんはもっと暖めないとと思い、冷房を切ったり暖房をつけるわけです。
(暖房はつけないけどな)
差に注目して差を無くすように調整し続けることで
物(位置、速度)や現象(温度とか、電力とか)をター
これをフィードバック制御と言います。
インバーターエアコンって呼ばれているものはこれをやってる。
ロボットに話を戻しましょう。
歩かせるのに必要なことは
「軌道生成」と「軌道への追従」
ロボットの状態を見ながら、
これが軌道生成。
世界最先端はホンダ技研とボストンダイナミクス
軌道への追従はつま先を軌道へ持っていくにはモーターにどの程度
かという話
これは30年くらい前に完成した枯れた学問。
複雑でなければ僕でも解けます。
「コケないように」に着目すれば話はロケットに遡ります。
あなたも小学生時代にホウキを手のひらに立ててバランスをとる遊
やって先生に怒られた経験、ありますよね。
もしくは1輪車でもいい。
細長いものを倒れないように支え続ける、
これを制御の世界では倒立振子(
よくよく考えればロケットやミサイルがまっすぐ飛ぶのって凄いで
たとえばロケット花火って長い棒がくっついてますよね。
あの棒を外して火をつけるとロケット花火は暴走し、
ロケットも安定させるため、長い棒の代わりに尾翼がついているけど
それが効果を発
宇宙空間では役に立ちません。
ロケットをフラフラさせずにまっすぐ飛ばすため、
これを生かした身近?な製品がセグウェイ。
そして、2速歩行ロボットもそうです。
あと、ベクタースラストノズル付きの戦闘機とかね。
人間がコケずにバランスを取る、
まだまだ進化の余地はあります。
二足歩行ロボットはやっと階段を下りることができるようになりました。
でもまだ不整地はそれほど歩けません。
木や崖を登る日はまだ遠いと言えますがそのうちどうにかなるレベ
だがここに立ちはだかる大きな問題
それは電源。
アシモじゃフルマラソンを完走できない。
人間は1週間くらいなら水さえあれば死なない。
アシモの電池は一日もつのでしょうか。
車もロボットも最後はパワーサプライの問題に行き着く。
けっこうここの克服は難しいです。
そういった意味では先が長いかなぁ。
人間ってやっぱりすごいなぁ、
