極限まで脳みそを節約する.
クリエイティブワークにて,もっともやってはいけないことは,脳みその無駄遣いである.
なぜなら気力も記憶力も思考力も有限のリソースであるため,
それらには予算があり,最適に分配されるべきものだからだ.
全貌を把握し,要点に纏めて,簡潔な資料に落として,整理して忘れる.
これを繰り返す.有限の記憶力を無駄なく使う極意である.
ここでいう整理とは必要になったら1分以内に引き出せる状況を作ることである.
抽象と具体,帰納と演繹を行ったり来たりする思考の癖をつける.
抽象化スキルは経験の再利用性を高めるからだ.
情報の整理方法の抽象化
何気なく僕らは色々な情報整理をやっているが,情報の整理方法を意識すると仕事のアウトプットは全く違うものとなる.情報をいくつかの知能に分類すると,以下のようになる.
- 言語的知能
- 階層化
- データベース化 (ソート,サーチ,フィルタリング,リレーショナル)
- ハイパーリンク,連想
- 時間的知能 シーケンスやタイムチャート、シナリオ
- 2次元空間的知能 絵にする
- 3次元空間的知能 モデルにする
- 次元削減 投影、シリアライズ
- 数式,数学
- 線形化、近似
- パラメータ置換、座標変換、一般化座標
- 写像と変換
- 論理的知能 符号化、エイリアス、エンコード・デコード、ブーリアン、
アイディアとは何か
- アイディアは入出力の関係がある。 例えば、目的と結論、課題と解決策。数学的には写像で表現される
- 知識とは動的に有用な情報を取り出す能力をいう.
- 知恵とは目的と情報に応じて動的に対処法を考案する能力のことである.
- 知能とは「答えのある問題」に対して早く正しい答えを見出す能力のことである
- 知性とは「答えのない問題」に対してその問いを問い続ける能力である.
知っておくべきこと
- 個人の学習能力は,究極的には「いかにアホな質問を平気でできるか」に依存する.
- いいアイディアなら,いいからやってしまえ.許可を得るより,謝る方がずっと簡単だ
- 「ルールを増やす」ってのは,管理方法の中では一番ダサい.
- 全ての仕事は必ずやり直しになる.どうせやり直しになるのなら細かいことはさておき,まず全体像を書いてしまった方がずっといい.
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