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火曜日, 4月 07, 2015

理系野郎の就職活動。でもその前に、まず心構えから!!

コミュニケーション能力という言葉の一人歩き。 

コミュ障に未来はないのか。→関係無い。   

企業が求める「コミュニケーション能力」って何??
ずばり 「コミュニケーション能力とは、応える力」です
答える≠応える。  
答える=回答  
応える=相手の期待に応える。  

コミュニケーション能力間違った解釈@社会人編   

  •  流暢な回答、美しい回答  
  •  異性を口説く 宴会で騒ぐ   
  •  ましてやなぞなぞを解く力ではない。    
正しくは、相手へ付加価値を提案できる力であり、
相手の要求を的確に掴むための能力である。
人と仲良くできる力とは少し違う。
友達をたくさん作る能力でもない。

エンジニアならコミュ障でも大丈夫!!

ただ、企業において
美しいドキュメントを作れることは
立派なコミュニケーション能力だ。

就活という言葉の一人歩き。  

就活は手段。目的ではない。  
どんなワークライフバランスを実現していくか。
就活は一喜一憂する場所じゃない。
むしろ企業入ってからの配属面談とかの方が
よっぽど人生を左右するよ。

自己分析で自分の何を分析するか。 

やりたい事の階層は分析しておく。
階層とはすなわち、

  • 独立か、中小企業か、大企業か 
  • 基礎研究か、開発及び仕様決めか、設計か、生産技術系か、カスタマサポートか、技術営業か 
  • 一人黙々と自由に進めたいのか、調整や折半など組織の人間として動きたいか。 
  • 民生品か、産業用か、軍事品か  
自己分析って上記の方針を明確にすることだと思う。
それ以上の深堀は禅問答になって精神的に参っちゃうよ。

技術屋社会人生活をドライブする、モチベーションの管理の大切さ。社会人になったら、モチベーションを維持するための努力は絶対惜しむな。 

大人になると子供の頃のように何にでも好奇心を保てなくなる。
でもそれは技術屋としては致命的なこと。
10年単位で長く続けるコツは
頑張りすぎないでちゃんと休憩することだと思う。
うつ病経験者の俺が言うから間違いない。

大学の授業は良く出来ているので、理系学生は数学と基礎物理だけしっかりやっとくべき。  

これをサボると応用が出来ない。ぶっちゃけ、

大学のカリキュラムは美しい。  

微積分、統計学、線形代数、
振り返って無駄な勉強は一つもなかった。  

社会人はみんな数学を忘れている。
だからこそ数理を応用できる人間はとても重宝される。

あくまで重宝されるのは応用できる人です。
知ってる人ではありません。
応用とは以下のステップのことです。
現象のモデル化⇒数式に落とす⇒解く

 R言語やmatrabやマスマティカ等の、
数学のための高級言語に親しんでおくことは大事。  

極論、基礎は必要だが応用知識はいらない。 

手段だけ、それもキーワードを知っておけば良い
あとはグーグル先生が教えてくれる。
理系としてエンジニアとして必要なのは
キーワードを知っていることとwikipediaや教科書を読める力。
そして何より応用力。

なぜ問題解決能力という謎の言葉が跋扈しているのか 

研究開発職とは常に何かしら
漠然とした現状答えの存在しない課題が与えられ
それを解くことが仕事となる。
問題解決なんて要素分解してプロセスに落とし込めれば
誰でも効率よく実現できてしまう。

だれにでも、だ。

中卒だろうと、大学院卒だろうとそこに大きな違いは無い。
だから問題解決能力はとても大事だ。
問題解決のための筋道は
卒業研究や部活を通して体得しておくべきなのだ。

組織として動く時の問題解決プロセスは
一人でやるときよりもさらに複雑。 
専門知識なんて一切無くても、
基礎学力(語学、数学)とコミュニケーション能力と
問題解決能力があれば 研究開発職は成り立ってしまう。
ここに学歴は関係無い。

問題解決のプロセスは
学生フォーミュラと卒業研究と修論で多いに体験できる。
要求を定義して、 インプットのブレークダウンを行い、 
不明確点を列挙して 課題/問題点を整理して 
それらを潰して最短距離で解決し、アウトプットを創出する。 

そして、

学生から社会人に変身する際の最大の心理的障壁は、アウトプットへの執着心 

日本の子供たちは小学生の頃から
「勉強は過程が大事」と刷り込み教育を受け続ける。
これは実際のところ基礎を学ぶ事を目的とするところの教育では本当に、本当に大事なことだ。

だがこれが体に染み付いちゃってると
社会人になって大いに苦労してしまうことになる。
学生フォーミュラなどのものづくり部活をやって、

結果が出ないと結局全然面白くない

という事を 体に染み込ませるのはとても有意義なこと。 


学部と修士の最大の違いもそこ(結果への執着)にあるはず。
学部まではあくまで過程を重視して基礎を叩き込む。
過程が大事
院では頭を切り替えて過程よりも結果とアウトプットに執着するべき。

ちなみにアウトプットとは「良い実験結果」ではなく、

何が凄いか良くわかる論文を世に出して世界に訴えかけること。 

論文をはじめとしたドキュメントをないがしろにするな。 

ドキュメントへの落とし込みは社会人になって
最も役に立つスキルのうちの一つ。
社会で通用するエンジニアになりたければ 研究内容よりむしろ、
論文の体裁や美しいくも簡潔な日本語や英語にてまとめることをサボるな

 この過程重視の思考のクセを、
結果ありきな態度に改める最大のチャンスが
修士論文であり、学生フォーミュラであると言える。

 
このスライドはロボコン、エコラン、学生フォーミュラ等を
経験済みの理系野郎へ送る、就職活動する時の心構えに
ついて、私からのメッセージ。以下、一部の要約。
皆様の就活の上でなんらかインスピレーションに
なれば、これ幸いです。
就活はうまく行ってる間はこの上なく楽しいものです。

がんばってください。

水曜日, 5月 09, 2007

理系大学院向け就活マニュアル

自分の就活があっさり終了したので今後就活を控える学生さん向けに情報をフィードバックしようと思います.

あまり真に受けないでくださいw
苦情は一切受け付けません
今年は景気が良すぎるのでもしかしたら来年の人には参考にならないかもwww


心得
  1. 合同説明会には一切行くな.時間と金の無駄.
  2. 就活の情報誌に書いてあることはあまり参考にならない.
    巷に溢れる面接対策本とかES対策本も同様.
  3. 履歴書やESは殴り書きで充分.中身が重要.写真はパジャマだと流石に嫌がられた.
  4. もし自由応募で内定沢山欲しかったら年末年始頃から動き始めるべき.
  5. 説明会には早めから積極的に足を運んで,大げさなことしか言わない人事の話は無視して周りの学生と情報交換すべし.早めに動いている学生は優秀でモチベーション高い奴が多いから,質の高い情報を仕入れることが可能.
  6. 面接に遅刻しても気にしない.普通に受かります.
  7. 見た目の清潔感は大変重要.鬱陶しい喋り方も厳禁.要するに,
    「こいつとは一緒に働きたくない」
    と思われたら負け.


筆記対策
特になし.SPIの本は買ったけど,電車の中で読んだだけ.
2日くらい真面目に取り組んだほうがいいと思います.


面接対策のやり方
真っ先に落とされる人の例
  1. 理路整然とした話が出来ない奴
  2. 空気読めない奴
  3. 専門馬鹿

心得としては,面接官とコミュニケーションを忘れない.
絶対に一方的に喋らない.もしくは黙らない.
常に面接官の目を見ながら,身振り手振りも大げさに,相手を話に引き込む.
相手の脳みその程度に合わせて喋るスピードを調整する.
話を掘り下げる程度も相手の関心にあわせる.


面接対策の具体的方法
1. 質問を想定し,模範解答となるであろう長文を作成する.
この時,長さはあまり気にせずに出来るだけ起承転結があって理路整然とした読み応えのある文を作る.

2. 1000字くらいに圧縮した文章に書き換える.
書き換える過程で,どこが重要でどこが余談なのかを見極め,優先順位を探る.面接3日前までに用意して,よく読むべし.2日前くらいになったら読んじゃ駄目.無意識に面接中に文章を読もうとして失敗してしまうから.

3. 段階的に圧縮して最終的に箇条書きにまで落とし込む
面接当日はこれしか読まない.
長い文章から箇条書きまで幅広い長さで準備しておくことで
内容の本質はそのままに,面接中に喋る長さと具体性を自在にコントロールすることができるようになるだろう.


想定される質問

まず,下記リンクを読め.
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20061230/1167474130
理系の面接は一般的に技術面接と普通の面接に分けられる.

☆技術面接
技術面接では研究内容を聞いてくるので,研究内容を簡単に説明する.
研究内容すらスラスラ言えなかったら絶対落ちます.
面接官は制御のプロじゃないので,親や兄弟に説明できるくらい簡潔に説明できるようになるべし.
技術面接の練習には専門外,もしくは文系の友達に協力してもらうといい.文系の友達や親御さんでも納得のいく説明が出来たら上出来.
あえて重要なところを説明せずに相手の質問を誘導して完璧な受け答えをするというテクニックも大変有効.

新卒採用において,企業は真っ白で柔軟な人材を求めている.だから,
「私はこんなに凄い知識(スキル)を持っています」
は何のアピールにもならない.
「私は必要に応じてこんな知識(スキル)も獲得できました.~御社でも同様に様々な仕事を覚えることができるでしょう」
みたいなノリで答えるべき.浅く広い知識も,深く狭い知識も,またまったくもってアピールにならない.
でも浅く広く一部深い知識を持っていますだと少しアピールになる.
僕は制御屋だから機械,電気,情報という多分野に股をかけて色々なことを知っていますとアピールするのは極めて有効でした.

☆以下普通の面接について.
  • 会社によってはESの内容をそのまま聞いてきて,掘り下げてくるところがある.
  • 志望動機
    最も重要.少し時間をかけていいので熱意を伝える
  • 会社で"具体的"に何をやりたいか.
    具体的な話をどこまで掘り下げれるか,が重要.
  • 長所,短所は?
    短所はカマをかけるのにとても便利!!言い回し次第では印象UP間違いなし
    (具体例)
    「短所に計画性が無いとありますが,どのようにお考えですか?」
    「確かに私には計画性が無いため,しばしば仕事に追い込まれます,しかし,私は粘り強く,瞬発力にも自信があるため,必ず期限までに仕事を成し遂げることが出来るのです.」
  • 持っているスキルや得意なこと,得意教科は?
    ただスキルや資格を持っていますというのは不十分.
    ていうか,大学院生相手の場合,資格なんて誰も求めてはいない
    数学と物理が分かってれば充分.
    どのような動機で,どのようなプロセスで資格を取ったかを説明すべし.
    「私はこれまでに必要に応じて様々な資格を取得してきました.
    そしてこれからも必要とあらば御社の求めるどのような資格も取って見せますよ!!」
    みたいな.むしろ,資格馬鹿と思われないよう,細心の注意が必要であり,
    「なんでその資格を取ろうと思ったか」
    には即答できる必要があると思う.
  • 好きな趣味やスポーツは?
    如何に自分がアクティブで体力あるかアピールする.
    けっこう重要です.
    体育会系の部活を経験したこと無い人を敬遠する企業もけっこうあると思う.
  • 勉強以外で頑張ったこと
    おそらく,どの企業でも必ず聞いてくる重要な質問.
    多少具体性を持たせた魅力のある話題を提供しよう.
  • これまで最大の挫折と,それをどのようにして乗り越えたか.
    これもけっこう多い.デスマでもへこたれないタフな人材であることをアピールするチャンス.
  • 尊敬する人は?
  • なぜ高専,大学,大学院へ進学したのか?
    スラスラ答えられないと不味い.
    社会に出るのがめんどくさくて学生やってると思われたら最後.
    技科大生はみんな何となく院へ進学している場合が多いので,しっかり理由を後付しておこう.

相手が役員や部長などの場合
下記リンクを参考に.
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060329/1143595622
つまり,人事面接だと,具体性を持たせたトークが受けるけど,役員相手だと抽象的で簡潔なトークが受けるんじゃないかな.でもそれは現場の空気を読んで決めるしかないけどね.
話を膨らますと説得力は増えるけど,話の密度は下がります.これはトレードオフです.

どこまで話を膨らますか,どこで切り上げるかは常に意識しながら喋ってたよ.



以上,こんなこと意識しながら面接してたら全部の面接受かりました.
参考に,なるのかなぁw

P.S.
このドキュメントを作った6年後の僕のメッセージ