コミュニケーション能力という言葉の一人歩き。
コミュ障に未来はないのか。→関係無い。
企業が求める「コミュニケーション能力」って何??
ずばり 「コミュニケーション能力とは、応える力」です
答える≠応える。
答える=回答
応える=相手の期待に応える。
コミュニケーション能力間違った解釈@社会人編
- 流暢な回答、美しい回答
- 異性を口説く 宴会で騒ぐ
- ましてやなぞなぞを解く力ではない。
正しくは、相手へ付加価値を提案できる力であり、
相手の要求を的確に掴むための能力である。
人と仲良くできる力とは少し違う。
友達をたくさん作る能力でもない。
エンジニアならコミュ障でも大丈夫!!
ただ、企業において
美しいドキュメントを作れることは
立派なコミュニケーション能力だ。
就活という言葉の一人歩き。
就活は手段。目的ではない。
どんなワークライフバランスを実現していくか。
就活は一喜一憂する場所じゃない。
むしろ企業入ってからの配属面談とかの方が
よっぽど人生を左右するよ。
自己分析で自分の何を分析するか。
やりたい事の階層は分析しておく。
階層とはすなわち、
- 独立か、中小企業か、大企業か
- 基礎研究か、開発及び仕様決めか、設計か、生産技術系か、カスタマサポートか、技術営業か
- 一人黙々と自由に進めたいのか、調整や折半など組織の人間として動きたいか。
- 民生品か、産業用か、軍事品か
自己分析って上記の方針を明確にすることだと思う。
それ以上の深堀は禅問答になって精神的に参っちゃうよ。
技術屋社会人生活をドライブする、モチベーションの管理の大切さ。社会人になったら、モチベーションを維持するための努力は絶対惜しむな。
大人になると子供の頃のように何にでも好奇心を保てなくなる。
でもそれは技術屋としては致命的なこと。
10年単位で長く続けるコツは
頑張りすぎないでちゃんと休憩することだと思う。
うつ病経験者の俺が言うから間違いない。
大学の授業は良く出来ているので、理系学生は数学と基礎物理だけしっかりやっとくべき。
これをサボると応用が出来ない。ぶっちゃけ、
大学のカリキュラムは美しい。
微積分、統計学、線形代数、
振り返って無駄な勉強は一つもなかった。
社会人はみんな数学を忘れている。
だからこそ数理を応用できる人間はとても重宝される。
あくまで重宝されるのは応用できる人です。
知ってる人ではありません。
応用とは以下のステップのことです。
現象のモデル化⇒数式に落とす⇒解く
R言語やmatrabやマスマティカ等の、
数学のための高級言語に親しんでおくことは大事。
極論、基礎は必要だが応用知識はいらない。
手段だけ、それもキーワードを知っておけば良い
あとはグーグル先生が教えてくれる。
理系としてエンジニアとして必要なのは
キーワードを知っていることとwikipediaや教科書を読める力。
そして何より応用力。
なぜ問題解決能力という謎の言葉が跋扈しているのか
研究開発職とは常に何かしら
漠然とした現状答えの存在しない課題が与えられ
それを解くことが仕事となる。
問題解決なんて要素分解してプロセスに落とし込めれば
誰でも効率よく実現できてしまう。
だれにでも、だ。
中卒だろうと、大学院卒だろうとそこに大きな違いは無い。
だから問題解決能力はとても大事だ。
問題解決のための筋道は
卒業研究や部活を通して体得しておくべきなのだ。
組織として動く時の問題解決プロセスは
一人でやるときよりもさらに複雑。
専門知識なんて一切無くても、
基礎学力(語学、数学)とコミュニケーション能力と
問題解決能力があれば
研究開発職は成り立ってしまう。
ここに学歴は関係無い。
問題解決のプロセスは
学生フォーミュラと卒業研究と修論で多いに体験できる。
要求を定義して、
インプットのブレークダウンを行い、
不明確点を列挙して
課題/問題点を整理して
それらを潰して最短距離で解決し、アウトプットを創出する。
そして、
学生から社会人に変身する際の最大の心理的障壁は、アウトプットへの執着心
日本の子供たちは小学生の頃から
「勉強は過程が大事」と刷り込み教育を受け続ける。
これは実際のところ基礎を学ぶ事を目的とするところの教育では本当に、本当に大事なことだ。
だがこれが体に染み付いちゃってると
社会人になって大いに苦労してしまうことになる。
学生フォーミュラなどのものづくり部活をやって、
結果が出ないと結局全然面白くない
という事を 体に染み込ませるのはとても有意義なこと。
学部と修士の最大の違いもそこ(結果への執着)にあるはず。
学部まではあくまで過程を重視して基礎を叩き込む。
過程が大事
院では頭を切り替えて過程よりも結果とアウトプットに執着するべき。
ちなみにアウトプットとは「良い実験結果」ではなく、
何が凄いか良くわかる論文を世に出して世界に訴えかけること。
論文をはじめとしたドキュメントをないがしろにするな。
ドキュメントへの落とし込みは社会人になって
最も役に立つスキルのうちの一つ。
社会で通用するエンジニアになりたければ
研究内容よりむしろ、
論文の体裁や美しいくも簡潔な日本語や英語にてまとめることをサボるな
この過程重視の思考のクセを、
結果ありきな態度に改める最大のチャンスが
修士論文であり、
学生フォーミュラであると言える。
このスライドはロボコン、エコラン、学生フォーミュラ等を
経験済みの理系野郎へ送る、就職活動する時の心構えに
ついて、私からのメッセージ。以下、一部の要約。
皆様の就活の上でなんらかインスピレーションに
なれば、これ幸いです。
就活はうまく行ってる間はこの上なく楽しいものです。
がんばってください。